タテカンのない京大なんて…

天皇事件の頃の
京大吉田南正門（１９５１年）

先日、京都へ行く用事があったので、ついでに学園祭たけなわの京都大学に行ってみました。
というのも京大名物の立て看板（以下「タテカン」）が当局の規制によって撤去されたというので確かめようと思ったのです。
私が学生時代を過ごした９０年代の京都では、京大や同志社大を始め大学にはタテカンがたくさんありました。

ところが、どこの大学も規制が強まり、ある程度自由にタテカンを出せるのは京大ぐらいになりました。
本当にさびしいことです(ﾉ_-｡)

まずはタテカンのメッカだった百万遍交差点

タテカンある時
※ネットから拾いました。

タテカンない時

お次は本部正門

タテカンある時
※ネットから拾いました。

タテカンない時
※人ごみでわかりにくいですがタテカンはゼロ

こんな感じで学園祭にも関わらず、キャンパスの周囲はさびしい感じです。

一歩学内に入ると人だかりです。

それでも、めげずにかつての京大らしさ漂う企画を探してみました(^^)ﾆｺ

フィリピンの貧困問題を学ぶツアー報告会

戦争体験者の話を聴こう

朝鮮植民地支配の清算について考える

外国人労働者について考えるパネル展

原爆と戦争展

タテカンの歴史と規制を問う

参議院議員の山本太郎氏が来る企画もありました。

山本さんファンがたくさん来ていました。

もちろん、これらの社会問題や政治課題を扱った企画はわずかではありましたが、京大いまだ健在を感じさせてくれました。

帰り際に本部すぐ東の吉田神社へ。

バイト先がこの近くでした。
ちなみに江戸時代まではこの吉田神社が全国の神社の総元締めだったらしいです。

学生時代は遠くになりにけりと感じながら、観光客でごったがえす京都を逃げるようにして帰りました≡ﾍ(*--)ﾉ

タグ：京大 京都大学 タテカン 吉田神社 学園祭 １１月祭 規制 同志社

コメント 4

京大のタテカンが無くなる事は知っていましたが
これはきれいになったと言うようなものではありません
若者の文化なのですよ。風物詩が無くなってしまった。
学生さんを管理する方向なのでしょうか
太郎さんの映画観たいですね

by majyo (2018-12-02 18:05) 

majyo さん

70年近くに渡って培われた若者の文化を奪うのは許されないことだと思います。
表現の自由が戦前の水準に戻りつつある象徴的な事件のように感じます。

山本太郎さんの映画は全国各地で上映されるようです。きっとお近くでも開催されると思いますよ(^^)
by hnhk (2018-12-03 14:17) 

　　私が学生だった頃も、看板は見たことがあります。「タテカン」という固有名詞になっているのですね。


　　看板を立てることの何がいけなくて規制されるのですかね。昔と比べて安全面でシビアになっているので、倒れて怪我人が出ることを危惧してでしょうか。それとも近隣住民から苦情が出ているとか。


　　山本太郎氏については芸能界を辞めた直後に出版した本を購入しました。購入するとプー太郎になった彼の食事のオカズが一品増えるというふれこみでした、汗。
　　奇行が原因で叩かれたりもしていますが、原発反対の声は世の中にとって必要だと思うので、これからも頑張ってもらえればと思っています。
by ちょうそう (2018-12-03 18:00) 

ちょうそう　さん

大学当局のタテマエとしては、京都市景観条例に協力するというものです。ホンネは、京都府警からの要請もあって学生をたんに統制したいだけです。

京大の学祭で上映していた山本太郎さんの映画を見れば、なぜ人気のピークで芸能界を辞めてまで政治家になったかがわかりますよ。詳細は↓
https://btw.tokyo
by hnhk (2018-12-04 05:37)