フリーター土地を買うⅡ－小屋建設調査編－

三重県のゆるきゃら　たいみー　さん
※これまた本文とほぼかんけいありません

 

さて、前回のご報告の続きです。
現地調査を終えて河内長野のシェアハウスに戻って、休むまもなく（本当は1時間へたっていました）物件調査の続きを開始。

まずは、不動産屋から入手した登記情報と公図のチェック
（不動産屋の言うことを１００％信用するのは前回の経験でこりたので）

早速、登記情報提供サービス（有料）で、該当地の全部事項・地図・図面を入手し、所有者・面積・抵当権等の有無を確認。
とりあえず、問題はなさそう(´▽｀) ﾎｯ

つぎに、接道関係の確認
不動産屋の話では、北側の道は某市道で南側は里道（ウィキ参照）とのこと。
公図を見ると、北側は「道」と表示され、南側は地番がなかったので、多分大丈夫と判断（「登記簿の見方」参照）
どちらにしても、不動産屋から契約前にもらう重要事項説明書で接道状況のウラはとれるはず。

しかし、ほっとしたのもつかの間。
今回購入した土地は旗ざお状敷地で、「旗」と「さお」に当たる土地が分かれています（なので二筆）。
※旗ざお状敷地については「敷地延長、路地状敷地、旗ざお状敷地」参照
この旗とさおの間の水路をよく見ると地番がありましたΣ(ﾟ口ﾟ;

この水路が私有だと面倒なことになるかも。
現地を案内してくれた不動産屋さんは何も言ってなかったけど…

そこで、またまた登記情報提供サービスで調べると、所有者は某村
ここは、某市のはずなのに？
地積測量図を見ると、申請人は某市長。
さらに某村をググると、某村は某市に合併されたことが判明
まあ、この水路は公のものであるのは確かなよう(´▽｀) ﾎｯ

後日、次の課題である小屋建設について調査
売主さんは、「家でも建てられますよ」とは言っていましたが根拠は？
不動産屋の方は、「建築等をする場合は、買主は自己の責任と負担にて調査等すること」（重要事項説明書案）との回答

なので、これまた自力で調べるしかない！
ここで、またもや問題が。
この土地は都市計画区域内にあるので、建物を立てる場合は接道義務（幅員４ｍ以上の道路に２ｍ以上接しなければならない）があるはず。
しかし、道路は幅員3mΣ(ﾟ口ﾟ;
それに、この道路に接しているのは二筆のうちの「さお」の方で、もう一方の土地（「旗」の部分）は細い里道にしか面していません。

そこで某市の担当部署に照会してみました。
①非線引き区域で3ｍの公道に接している土地に、小屋（居住用）を建てることは可能ですか？
⇒調べたところ、当該地の前の道（某市道）は42条2項道路なので建築可能です。
②二筆の土地（「さお」部分は接道義務をクリアしているが、「旗」部分は同義務×）ですが、建築確認申請時は一体の土地として審査してもらえますか？
⇒一体のものとして審査は可能です。ただし、水路の占有許可を市に申請してください。たぶん許可は出ますよ。
③工事現場にあるような汲み取り便所の設置は可能ですか？
⇒当該地は設置可能です。
とのことでした（とても親切でした）。

次に県の担当部署に照会
10㎡未満のプレハブ（基礎固定なし）を設置する場合に建築確認は必要ですか？
⇒プレハブは規模に関わらず基礎が必要。したがって建築確認が必要です。
とのこと（こちらもまた親切でした）。
　参考：イナバ物置よくあるご質問「建築確認申請は必要ですか？」

さらに、今回の土地は路地状部分（「さお」のところ）があるので、『三重県建築基準条例解説』「敷地の路地状の部分の幅員」で該当頁（11~14）を読んだところ、建設を予定している規模の小屋の建設は問題がないようでした。

調べれば調べるほど、いろいろ出てきますが、ある程度まで調べたらあとはエイヤで行くしかないですねヾ(=^▽^=)ノ

関連記事
フリーター土地を買うⅠ－現地調査編－　


にほんブログ村
スローライフ ブログランキングへ

タグ：たいみー 登記情報提供サービス 全部事項証明書 旗ざお状敷地 接道義務 二項道路 建築確認 プレハブ 物置 10㎡ 基礎固定 フリーター 不動産 売主 公図 地積測量図