TPP－またアメリカの言いなりですか？－

　　　　　　　　　　↑日本の外需依存度は案外低いんですね。
　　　　　　　外需に頼れば頼るほど円高と世界不況の影響が大きくなる気が(･_･?)
　　　　　　　　　　　　　　　※JETRO(日本貿易振興機構）HPより

先日、TPPの勉強会に参加しました。
参加してみて感じたのは、またアメリカのわがままにお付き合いするの？
ということでした。

TPPが急浮上する以前、日本政府はEAFTA（ASEAN+3）を進めようとしていたそうです。
ところが、大統領選挙を控えたオバマ政権が、国内雇用対策として輸出倍増計画を提案
その矛先として、日本にTPP（環太平洋経済連携協定）早期参加が要求されたらしいのです。

なにしろ、TPPといっても交渉参加国のGDPに占める日米の割合は9割以上で、実質、日米の二国間協定
多国間協定のように見せかけて、アメリカが日本にさらなる市場開放を迫るのが狙いみたいです。

経産省は、TPPに参加しないとGDPは10.5兆円減少、81.2万人の雇用喪失とソロバンを弾きます。
TPPを進めたい勢力は、日本の「国益」のためと取り繕いますが、「国益」という言葉が出た時点で、胡散臭さが丸出しですね。

個別企業からすれば、TPPの結果がどうなろうと、稼ぎやすい国に資本移動して儲けることでしょう。
ただ、拠点を置く国が余りに弱体化しないよう気をつければ良いだけです。
なので、財界や、それにおもねる政官が何を語ろうが、中身は本当にガランドウって感じがします。

それよりも、食料自給率を上げるとかして、他国の状況に振り回されずに、確実に日本で生存できるようにした方が良いのでは？
と、「第六感」的に思います。

タグ：TPP 食料自給率

コメント 4

私も、現在議論されているTPPが事実上の日米FTAであるのならば、そうした議論に賛成する理由はほとんど見当たりません。しかしながら、理論的には賛成したくありませんが、心情的には反対したくないというジレンマに陥っています。

その理由は、原則的にグローバリゼーションに反対するというのが、私の「第六感」的に時代の流れに逆行しているように感じるからです。もちろん本来的には、グローバリゼーションの素晴らしい側面は取り入れて、悪い側面は取り入れなければいいだけという、単純な話だと思うのですが（どんな事柄であっても、たいがいの場合は、良さげな側面とダメポな側面があるのは言うまでもない）。

具体的に、TPPを拒否するのか、TPPの土壌の上でより良い政策がなされるべきなのか、どっちがいいんでしょうか（原則論として考えた場合と、状況論として考えた場合で、結論が違ってくるかも知れませんが）。現実論としては、ただ「反対！」の一言しか言えないのであれば、先の大阪市長選挙の結果が示すように、多くの人からの賛同は比較的得にくいような気もします。


by ばたお (2012-01-09 10:47) 

ばたおさん

＞多くの人からの賛同は比較的得にくいような気もします。

残念ながら、1945年の敗戦ぐらいの状況になるまで、TPPをはじめとする現行の事態に気づく人は少ないと思います。
なので、ばたおさんのおっしゃるように「賛同」は少ないでしょう。

希望の持てる社会づくりは、アルゼンチンのような状況になってからだと思っています。
by hnhk (2012-01-09 15:41) 

> 希望の持てる社会づくりは、アルゼンチンのような状況になってからだと思っています。

なんか終末論的でエリート主義的ですね。

本文でも指摘がなされている通り、とりあえずは「もっと食料自給率上げないとヤバくね？」的な議論から始めるのがいいのかも知れません。

by ばたお (2012-01-09 22:13) 

ばたおさん

＞なんか終末論的でエリート主義的ですね。
肯定的OR否定的意見かはよく分かりませんが、
個人的には、アルゼンチンみたいに、ガラガラポンから
社会を作るのも悪くないと思っています。

そこまで行けば、笑わなしゃーないって感じで、ラテン系で乗り切れそう(*^▽^*)

『北斗の拳』みたいな世紀末的社会は困りますがo(>_<)o ☆
by hnhk (2012-01-10 07:47)