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こんな感じ(自称「半農半活動」)で生息しています。
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愛国者の条件-昭和の失策とナショナリズムの本質を問う [読書]

愛国者の条件『愛国者の条件-昭和の失策とナショナリズムの本質を問う』


著 者:半藤 一利・ 戸高 一成
発 行:ダイヤモンド社
発行日:2006/12/15
単行本: 205頁




わたしは、日本という地域に愛着はありますが、愛国者ではありません。
国には、個々人が平穏に暮らす邪魔だけはしてほしくない
と思う一住人です。
そんなわたしでも、愛国者や愛国精神とかについて、少しは知っておこうと思い、本書を読んだ次第

まず、半藤氏と戸高氏の巻頭対談では、国家主導の愛国教育は、軍国教育につながりやすいとして否定
また、国民の大多数は健全な「愛国心」を持っていて、過度な「ナショナリズム」や自虐史観に偏らないとものとのこと
そして、戦前の日本の功罪も知ってはじめて国を愛することが出来るといいます。
この時点で、戦前の日本に全く誤りがなかったと信じている政治家等とは、歴史認識が相当異なることが分かります。

半藤氏は
政治家の靖国参拝についても、国を預かる責任者ならば、太平洋戦争での戦死者の遺骨収集をまずやるべきと主張します。
また、戦争責任者であるA級戦犯の合祀にも意義を唱えます。
これは、過去の誤りをスルーして責任を放棄していては、健全な愛国心を持つことが出来ない故の見解と思われます。

戸高氏は、
「戦争や近代史を勉強されてきた方々は、私が知る限り、例外なく反戦論者です」
と述べますが、異議なし!です。
また、
「戦後、この国の倫理観が崩壊してしまったのは、この国の戦後そのものが「命をかけた約束」を破った人たちによってつくられているからであり、また人々がそれを許してきたからです」
の見解は、原発の再稼動について責任をとると発言する政治家にも聞かせたい。
再び原発が大事故を起こしても、みんなが許してくれるという甘い考えがある人たちに…

半藤氏と戸高氏お二人と、わたしとでは考え方の相違があるものの、共感できるというか納得できるものも多くありました。
それは、たぶんお二人が、「約束」を守る、「責任」をとることの重要性を繰り返し説いているからだと思います。

あと、本書では昭和の海軍の破綻から学ぶべきことに多くの頁が割かれていますが、お二人が自他ともに認める海軍ファンゆえのようです。
この辺りも、小学生の頃、海軍関連の戦記ものを読み、プラモでのマイ連合艦隊づくりをしていたわたしの共感を誘うのかも?

※20数年大事に保存していた戦艦「長門」の模型は、おい(当時4歳)によって中破されてしまいました。

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コメント 2

ばたお

> 人々がそれを許してきた……再び原発が大事故を起こしても、みんなが許してくれるという甘い考えがある

確かにそうですね。私たち有権者が簡単にできることは、再稼働に賛成した議員を、身も蓋もなく次の選挙で落選させることでしょう。

それがうまくできないのならば、「民意=原発賛成」ということで、原発存置でも仕方がないという側面も出てきてしまうのかも知れません。

by ばたお (2012-06-15 09:42) 

hnhk

ばたお さん

>身も蓋もなく次の選挙で落選させることでしょう。

議員にとっては、それが一番のクスリでしょうね。
韓国の落選運動とか勉強してみても良いかもしれません。
by hnhk (2012-06-16 08:48) 

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