お前なんかもう死んでいる －プロ一発屋に学ぶ50の法則－

『お前なんかもう死んでいる －プロ一発屋に学ぶ50の法則－』 

著　 者：有吉弘行
発　 行:双葉社
発行日:2010/06/16
単行本:208頁

この本を読むきっかけは、6月ぐらいに某ラジオ番組で紹介されていたことです。
DJ（死後？）によると、売れっ子で月収2千万の時でも贅沢を避け貯蓄に励んだことで、給料0時代を乗り切れたとのこと。

これを聞いてなんか面白そうと思い、例によって図書館で借りることにしました。
しかし、予約が多く、結局借りるのに5ヶ月近く待ってしまいました。
今も、私の次に予約が4人（みなさん気が長いですね♪）。

本書には、芸能界という浮き沈みが激しい世界にありながら、いかに手堅く生きるかを追求した成果が詰まっています。
以下は、参考までに有吉さんと私との相違又は一致点（印象に残ったとこだけ）

①有吉さんは、どん底時代、9万円の家賃を払いながら1日1食250円でしのいだとのこと（すごいのは月収2千万円の時も同じ家賃）

：私は、家賃2.2万円ですが1日3食350円強。住より食優先です。収入が多かろうが少なかろうが生活水準を最低限に合わせようとするのは近いかも。

②有吉さんは、
「金は貯めるだけ貯めて残高見ながら死んでいけ！！」
「「いつか、思いっきりバンと遣ってやるぞ！」と思いながら、遣わないで死んでいくっていう、そういう死に方が一番幸せなんじゃないかなって」
とおっしゃいます。

：それも幸せだなと私も思います。ただ、私の場合は使えたことによる幸せも感じます。
今保険や共済の仕事をしているので、ちょっとした不幸で1千万円単位が吹っ飛ぶ事例が身近です。いつ自分も多額の債務を負うか分からないと感じています。

あと、FP資格の関連で金融資産の勉強をしたおかげで、少々円で資産を持っていても、いつ価値が激減するか分からないとも思っています。
だから、お金があるうちに、困った人のために使えたらラッキーと思っています。
基本、自分のためには金は使わずに貯めておき、身近な人のいざという時にバンと使うのが理想です。

正直、余生を送る身ですから＼(*^^*)／

③また、有吉さんは、「貧乏は一番のエコ」「金がないとゴミって出ないんだな」とも書いています。

：これは、私も同感です。賞味期限切れで食べ物を無駄にするとかまずないですし、プラゴミ・生ゴミともすごく少ないです。
例えば、靴下なんかは、多少破れても縫いますし、いよいよ駄目になったらウエスにします。

この前買ったPCもそうです。中古PCならCPU2Gで1.5万円レベルが、この日本にはゴロゴロしています。
新規生産を抑制して、あるものを修繕・改良して使う方が上等のエコだと個人的には思います。
大量生産大量消費のあり方を変えずに、技術革新で乗り切るのは結構無理っぽい。

有吉さんは、頭も良くてガッツもあり、かつ金銭面で手堅いので、芸能界でも生き残っていくだろうと思います。
能力不足でヘタレの私の場合は、有吉さん以上（以下かな？）に生きるためのスキルの最小限化を狙っています。
そのためには、有吉さんのようにホドホドの欲望に満足する生き方が、必須アイテムでしょうね！

タグ：有吉弘行