改憲？寝言を言う前に、自衛隊と米軍は北方領土に進撃せよ！と敢えて言ってみた。

（吉村知事の口ぶりの真似。以下同じ）
ウクライナへのロシアの侵略を受けて、またもや改憲教の信者どもが勢いづいています。
改憲しないと、ウクライナみたいになる、ロシアみたいな国の侵略を抑止できないと！

ちょっと待ってくれよ！
ロシア（当時ソ連）は、とっくの昔に、日本の北方領土に侵攻し、国土が取られているじゃないか！
今の憲法でも、国土に外国の軍隊が侵攻した時は、防衛出動出来るじゃないか！
ＰＫＯだ、周辺事態だ、武器の携行がどうだの、海外派兵のような制約も何もない。

ロシアの核には、米軍の核で対抗出来る！
その為の核の傘だろ！核兵器禁止条約に参加しないのだって、米軍の核に頼るためじゃないか。
政府答弁でもこう言ってる！

「現実の国際社会においては、いまだ核戦力を含む大規模な軍事力が存在しており、そのような厳しい安全保障環境の下で我が国として安全保障に万全を期するためには、核を含む米国の抑止力に依存することが必要である。」と。

日本が侵略された時のために、日米安保があるんだし、基地も提供して毎年何千億円も米軍のために使ってるんだ。

ここで、米軍が動かなきゃ、あいつらはただの穀つぶしだ。

国土が侵略されて黙っていて良いのか？

北方領土に自衛隊と米軍が進撃するのに、なんの憲法上の制約もない。

なに、憲法学者や左翼が自衛隊は違憲だと言ってるって！

そんなの関係ないだろ、現に自衛隊はあるし、米軍もいるし、PKOだろうがなんだろうが自衛隊は世界中で軍事行動してる！

言いたい奴には言わせておけ！

彼らが何を言おうが、自衛隊は政府の言うことしか聞かないんだ。

北方領土進撃に反対する連中は、ロシアのスパイだ。

それこそ自衛隊の治安出動で全員だまらせればいいんだ。今の憲法でも、侵略国への支援は間接侵略として、自衛隊の力で粉砕できるんだ！

みなさん、機は熟しました。

ウクライナのようならないために、ロシアのような侵略国をのさばらせないために、そして、国土を取り返すために、自衛隊と米軍は北方領土に進撃せよ！

………

てなことを誰も実行しないのに、改憲しないと、国土が守れないなんて言っている人は、とんだ夢想家です。

現実は既に侵略されているのです。
そして、日本政府も現行憲法で出来る防衛出動を検討したことすらないし、米国に至っては、ロシア（旧ソ連）に抗議もしないし、駐日米軍は、ロシア以外の国にばかり派兵されています。

国土防衛なんて、日米両政府からすれば絶対のことではありません。当たり前です。米国に戦争をしかけた大日本帝国のように追い詰められなければ、普通は、軍事行動を起こす前にソロバンを弾くからです。軍事力を行使するのは、明らかに利益が上回る時だけです。

国土防衛が絶対だと思っているみなさん、まずは現行憲法でも出来る北方領土奪還作戦を敢行してください。

核武装した米軍と自衛隊の共同作戦でも今の憲法ではロシアに勝てない、そんな不安をお持ちなら、改憲すれば、絶対にロシアに勝てる魔法の力を手に入れられると証明してください。

どちらも出来ないとおっしゃるなら、改憲なんて寝言は寝てからどうぞ。

※本文における憲法９条の解釈については歴代政権によるものです。

※核抑止力に関する政府答弁はこちら

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b204001.htm

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タグ：政府答弁 核抑止 北方領土 ロシア 米国 防衛出動 治安出動 ９条 憲法 改憲 ウクライナ