こんな感じ(自称「半農半活動」)で生息しています。
① 可能な限り自給自足(とりあえず家庭菜園と年収100万円程度の生活)
② ①以外の時間を、社会問題の解決に充てる(取り組む問題は何でもあり)
半農半X とBライフにインスパイアされました。
死なない以上は、子孫と環境に負の遺産を残さないように生きれればと考えています。
単身で気楽に生活、ピンピンコロリでフェードアウト!が理想です。
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コメントいただければ、かならずお返事いたします(^^)
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読書『ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか 』 [読書]
新書: 192ページ
出版社: 青春出版社 (2015/8/4)
目次
第1章 有休30日、消化率100%…でも仕事が回るドイツの働き方
第2章 休みが多いのにドイツ経済は絶好調!のなぜ?
第3章 日本の1.5倍!ドイツの高い労働生産性の秘密
第4章 アメリカ型資本主義は目指さない!ドイツの「社会的市場経済」
第5章 短い労働時間、高い生産性の一方で…ドイツ流の問題点
第6章 報われる働き方のために―日独“いいとこ取り”のススメ
ドイツと日本の働き方・生産性を比較して、ドイツと日本の良いとこ取りをして、自分のための時間を増やそうというのが本書
長時間労働が問題化しているとは言え、相変わらず労働>休暇が幅を利かす日本
一方、ドイツ人は「休暇とは、人生の中で最も重要なもの」だという価値観を持つのだそうです。
それ故、上司が有休消化を「強制」し、客より休暇を優先することになります。
労働時間(単位:時間)は
ドイツ1393:日本1745
※日本の労働時間にはサビ残含まず。ドイツではサビ残自体あり得ない。
ところが、一人あたりのGDP(USドル)は
ドイツ43108:日本36069
労働生産性(国民一人が一年に生み出した付加価値÷国民一人あたりの年間労働時間)ではさらに差が開き(USドル)
ドイツ61.4:日本40.9でドイツが1.5倍 ※G7平均が56.9
いっぱい休んでいる方がGDPが高くて、社畜として懸命に働いているつもりが時間あたりの付加価値は2/3
これを可能にするドイツ型成長モデルとは
高い労働生産性→競争力の高い製品→貿易黒字と恒常的な経済成長→健全財政というもの。
高い労働生産性をもたらす要因が
・社会的市場経済(市場原理主義による成果を社会的バランスと組み合わせる)→労働者保護政策(厳格な労働者保護法制の適用)→長時間労働の禁止、有休絶対消化
・ドイツ企業の絶対的な成果主義(価値を生み出さない長時間労働は「無能」の烙印)
・効率を極めて重視する民族性
など。
本書では、ドイツの負の側面も取り上げます。
・労働時間が制限されているが故に、その中で成果を上げるためのタイムプレッシャー
・同要因もあってサービス(接遇の類)は皆無(サービスしている余裕はなく、サービスは原則有料)
・社会保障等が充実しているが、その為に国民負担率が高く可処分所得は低い(所得再分配が機能しているという意味でプラスの裏返し)
・競争力を維持し社会保障制度を維持するために、低賃金労働者の増大
など。
本書では、南北問題(「先進国」が軍事・政治・経済的影響力を行使して、「途上国」と不公正貿易で収奪する構造)には一切触れられていません。
現在のドイツは、国家社会主義であるドイツ第三帝国(ナチス)からユダヤ人等迫害と侵略を取り除きましたが、南北問題は不可視化されています。
不可視化は、ドイツに限らず全世界共通の事象です。
ただ、この問題をひとまず捨象したとしても、日本でもドイツのように労働生産性を高め、原則残業せず土日は休み、有休全部消化を当たり前の社会を実現したいところです。
そうすれば、物事を考える余裕が生まれ、他者(特に虐げられた者)に思いを馳せることができるのではないかと期待します。
バブルの頃は経済力に裏打ちされた「自信」故に、道徳的な高みも目指そうと歴史認識を改め戦後補償を求めようとする気運が高まりました。
バブルでなくても気持ちの余裕を生み出すもの、ドイツ流の働き方にヒントがあるのではないでしょうか?
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明けましておめでとうございます
ドイツと日本との比較 たくさんあると思いますが
仕事や労働に関しての比較は面白いと思います
ドイツの労働とは権利がちゃんと付いたものではないでしょうか
サービス残業があり得ない事で、有給は強制ですね
そこに違いがはっきりします
マイナス面もあると思いますが、戦後ドイツのやってきたことは日本と比べると良かったように思えます
by majyo (2017-01-01 19:52)
日本はダラダラ残業して労働生産性が低いと良く言われますね。上司や同僚に気兼ねして、先に退社しづらい精神文化がなんとかなればいいのですが。そういう自分が先に退社する人に対していいなぁと思ってしまうのですが、汗。
労働生産性を高めるためのタイムプレッシャーは以前の職場にもあって、逆にプレッシャーに弱い自分にとっては仕事の安全性が脅かされると感じたので退社しました。なかなか難しい問題ですね。
日本人は便利でいることを求めすぎているので、それを止めれば長時間働かなくてもいい人が増えるのではないかなとも思います。自分はとりあえず三が日はお店に行かないつもりです。なんとかドイツのいいとこどりをして日本の労働環境が良くなってもらいたいものです。
by ちょうそう (2017-01-02 10:30)
majyo さん
同じ敗戦国ですが、大きく差が開いたように思えます
ドイツの場合は、ナチの時代に労働条件や福祉が向上し、それを戦後に強化したという経緯があります。
つまり、休暇と福祉は支配者にとってもデフォルトになっているのでしょう。
日本の場合は、滅私奉公がデフォルトで、戦後の民主化でそれが否定されたものの、さらに再否定する傾向があります。
その行き着く先が、個人より国家を優先するという立憲主義の否定、すなわち改憲だと思います。
残念ながら、ドイツ羨ましいどころの状況ではなくなっていますね(ToT)
by hnhk (2017-01-03 18:31)
ちょうそう さん
私もサラリーマン時代(ほんの僅かな間ですが)は、上司や同僚にお付き合い残業することがありました。
それでも、残業手当が出ていたので、サビ残よりははるかにマシでした。
しかし、私はお金より時間(特に体が元気な若い間の)の方が大事に思えたのと、このままでは精神的に破綻する恐れが大でしたので退職しました。
今でもに辞めて良かったと心の底から思います^_^
タイムプレッシャーについてですが、ドイツは残業を極力避けた上でカンプリートしないといけないので、相当なものがあると思われます。
ただし、残業しないと出来ないような業務の常態化を避けるために、人を増やすか高給の管理職がやるようなので、そこまで無理はしなくても良いようです。
by hnhk (2017-01-04 18:10)
あけましておめでとうございます。
わたくしどもの方では、
「新しい労働環境の構築」に向けて、着実に動き出していると自負しております。
新規採用の方が、すでに着任されましたが、
年齢不問、学歴不問で、社長以下同一労働・同一賃金を目指しています。
(もっとも経営陣の方が遥かに労働条件は悪いですが…)
就業規約にある労働時間さえも、
事実上、大幅に短縮されているのが現状です。
今後は、途中採用とは言え、今の従業員の方の老後の保障をどうするかが大きなポイントです。
定年でお払い箱なんて会社に、するつもりはありませんので、年金や退職後の生活の骨組みなども、一緒に考えていかなくてはなりません。
(新規採用者の年齢は53歳でしたので、年金受給資格などリミットはけっこうきついです)
ドイツ流の働き方が出来る会社から、
それに挑戦する使命があると思っています。
また、いろいろと教えてください。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
by すずき はなこ (2017-01-04 20:29)
すずき はなこ さん
あけましておめでとうございます。
「社長以下同一労働・同一賃金」とは、ドイツのはるか先を行っていますね。
人材を育てず他から取ってきて、要らなくなったら外に出すジャイアンツのような経営がはびこる中で、カープのような爽快な経営方針で、素晴らしいです。
今年も、ますます発展されるよう祈念いたします(^^)
by hnhk (2017-01-05 19:36)
すみません、愚痴です。
聞いてください。
そして、教えてください。
お願いします。
新規採用の53歳の方、
信じられないくらい働きません。
テレビの前に座っているか、
お客様と雑談して1日を潰します。
就労時間の短縮も、
最初は善意でやっていたのですが、
今では「当たり前」のことになり、
警察から「ちょっと待っていてください」と言われた、
路上駐車のトラブルでさえ、
「残業扱いにしろ」と言われました。
もうショックで、
人を雇うということが恐ろしくさえ感じます。
細かいことを言えばキリがありませんが、
自分が食べた昼食の片付けさえも、
わたしがしなければならない・・・
あの・・・
涙が出てくるんです。
こんなことから、説明して教えていかなければならないのか・・・と、思うと、
もう、泣きながらでもわたしが自分でやります。
「一緒に労働しよう」という意図が、
なぜ理解してもらえないのでしょう。
これだったら、
世の中のブラック企業の経営方針の方が、
遥かに楽でてっとり早いはずです。
こんな53歳を再教育するなんて、
わたしには無理難題なように感じるんです。
どうすればいいんでしょうか。
すみません、
あまりに情けない経営者で・・・。
申し訳ありません。
by すずき はなこ (2017-01-09 21:39)
すずき はなこ さん
一般的に、53歳という年齢からすると、再教育は相当難しいと感じます。
この場合、共倒れになる可能性がありますので、この方には生活保護を受けてもらうなどして働かずに生きていってもらった方が良いと思います。
私は、こういう方が社会に一定数存在するのは仕方がないことで、その生活は社会的に面倒を見るほかないという考えです。
したがって、すずきさん個人がこの方を支えるのは余りに加重です。
一定期間を決めて、協働の精神を理解してもらえないならこの方には辞めてもらって、少なくともすずきさんの経営理念に賛同できる方を新規採用されてはいかがでしょうか。
by hnhk (2017-01-10 20:09)
ありがとうございます。
「こういう方が社会に一定数存在する」現実を、どうしてわたしは見誤ってしまったのでしょうか。
自分の甘さを、いまさらながらに猛省しています。
懐刀となってくれると信じた人が、獅子身中の虫、
悔やんでも悔やみきれません。
一応、試験雇用期間として6カ月ありますので、
半年たっても、働かないようでしたら、
本採用を見送ることにさせていただきます。
毎日、事務所の中でテレビを見ているか、PCでゲームばかりしています。
もう・・・胃が痛くて、痛くて。
わたし、経営者に向いてないんだなあとつくづく思いました。
内田樹「困難な成熟」に、
「問題は問題ではなく結果だ」とありましたが、
まさしく、わたしが誤まった結果です。
「辞めてもらって…新規採用」を許してもらえて、
ほっとしました。
ありがとうございました。
ストレスフルな毎日で、思考回路がメチャクチャです。
乱文、大変失礼いたしました。
by すずき はなこ (2017-01-10 21:08)
すずき はなこ さん
方針が決まったようですので、あとは出来るだけこの方に煩わされずに時の経過を待つのがベターかと思います。
禍福は糾える縄のごとしとも言いますが、次こそ良き人材とめぐり逢えますよう祈念いたします。
by hnhk (2017-01-11 11:27)
ドイツ人は、余暇(遊ぶ)のために働くと聞きました。
考えの基本が先ず違うんですね。
故に、職場でも休んだ人のための
交代要員の体制はしっかり取られており
会社にも問題はないそうです。
社会風土が変わらない限り
仕事への考えは変わらないような気がします。
by ファルコ84 (2017-01-20 21:29)
ファルコ84 さん
ドイツ人の「考え方の基本」は、いつ頃から形成されたのでしょうか?
近代まではユンカー制度でしたから、その転換にかかわる事象を知れば、日本に応用するヒントが得られるかも知れませんね!
by hnhk (2017-01-22 12:05)
コメントありがとうございました。
地元民なら誰でも知っているであろう点数稼ぎのポイントを
普段走らないところなので知らなかったばかりにまんまと
ひっかかってしまったように思います。
by いっぷく (2017-01-22 21:32)
いっぷく さん
そういうトラップ情報もカーナビで出るようにして欲しいですね。
そうすれば、安全運転にも役立ちますし、反則金も取られなくて一石二鳥ですし。
by hnhk (2017-01-23 09:02)
こんにちは。
やっとインフルから解放です。
ピンピンコロリでフェードアウト、理想ですね!!
by cyoko1112 (2017-01-28 17:28)
cyoko1112 さん
インフルエンザ快癒おめでとうございます。
PPAPよりは、わたしはPPKです!
by hnhk (2017-01-28 20:50)
>そうすれば、物事を考える余裕が生まれ、他者(特に虐げられた者)に思いを馳せることができるのではないかと
いたく同感でやす。
日本はイライラぎすぎすしてる人が多いでやすもんね。
自分に余裕がなかったら他者を思いやれる余裕もなくなってしまうんでやすよね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2017-01-29 11:00)
ぼんぼちぼちぼち さん
気持ちの余裕の大事さ痛感しています。
日本では、味の素がこのような取り組みをしていますね!
↓参考です。
http://toyokeizai.net/articles/-/111083
by hnhk (2017-01-29 12:33)
こんばんは。
こちらでお話しさせていただいた「愚痴」の、
働かない人、ついにお辞めになりました。
辞める時まで、自己中心主義を貫き通されましたが、
どなたか、就労希望してくださる方、いらっしゃいませんでしょうか。
http://nannsetogg.naturum.ne.jp/
↑ここなんですけど。
ばたおさん、
だめおさん、
いかがでしょうか。
by お名前(必須) (2017-02-01 21:28)
働かない人、辞められたのですね。
長居されなかったのは不幸中の幸いかもしれません。
誘って頂いてありがたいのですが、河内長野を離れるわけにはいかないので、申し訳ありません。
私のツイッターでhttp://nannsetogg.naturum.ne.jp/の募集記事をツイートしました。
コピーは以前いただいたコメントを基にしています。
https://mobile.twitter.com/hnhk1/status/826911771038359552
by hnhk (2017-02-02 07:06)
え?ありがとうございます。
それを「拡散」っていうんじゃないんでしょうか。
(すみません、素人なもので)
前から、一度、そちらへお訪ねしたかったのですが、
なにぶん、人手不足で動くことができないでいます。
ばたおさんとだめおさん、
こちらに遊びに来られませんか?
もちろん、ご招待いたします。
BBQ、お好きだといいんですが…
by すずき はなこ (2017-02-02 08:24)
すずき はなこ さん
そうですね。「拡散」が適切でした!
ご招待していただけるのですか!
どうもありがとうございます。
今寒くて出不精になっているので、もう少し暖かくなった時に、ご訪問できればと思います。
by hnhk (2017-02-02 08:42)
ありがとうございます。
ログハウスにぜひ、お泊りください。
温泉も出ていますので、
お寛ぎいただけると思います。
ヤマザクラが、満開になる時期はいかがでしょうか。
心より、お待ち申し上げております。
「極楽」ブログの方に、
メールをくだされば、
こちらの所在地、連絡先等をご返信いたします。
最寄り駅は、南海本線「みさき遊園」駅です。
ありがとうございます。
by すずき はなこ (2017-02-02 11:30)
すずき はなこ さん
重ね重ねありがとうございます(^▽^)/
by hnhk (2017-02-02 17:30)
ありがとうございましたーっ♪
おかげさまで、
本日、従業員の方、採用が決まりました!
前回の採用で学習いたしましたので、
今回は、お二人、採用させていただきました。
本当にありがとうございました。ぺこ。
by すずき はなこ (2017-02-03 20:07)
すずき はなこ さん
この求人難のご時世に、もう新人をゲットしたのですか。
しかも二人!
良かったですね。
良き人であるよう祈念いたします。
by hnhk (2017-02-04 20:41)