SSブログ

こんな感じ(自称「半農半活動」)で生息しています。
① 可能な限り自給自足(とりあえず家庭菜園と年収100万円程度の生活)
② ①以外の時間を、社会問題の解決に充てる(取り組む問題は何でもあり)
半農半X とBライフにインスパイアされました。

死なない以上は、子孫と環境に負の遺産を残さないように生きれればと考えています。
単身で気楽に生活、ピンピンコロリでフェードアウト!が理想です。
詳しくは、公式ブログ見てください。よろしくm(._.)m
あと活動に関しては、2014年度以降はこちらへ→活動版

コメントいただければ、かならずお返事いたします(^^)
ネット環境のない場所を放浪していたりで、お返事に2~3日かかることもあります<(_ _)>

『人は100Wで生きられる‐だいず先生の自家発電「30W生活」』 [読書]

人は100Wで生きられる『人は100Wで生きられる‐だいず先生の自家発電「30W生活』

 

著 者:高野雅夫
発 行:大和書房
発行日:2011/11/15
単行本:206頁

 

書名を見た時は、ミニマムライフの実践指南かと思ったのですが、良い意味でその期待は裏切られました。

確かに、30Wの自家発電で「夜を照らす照明 小さな冷蔵庫と洗濯機 そしてパソコンとモデム」のミニマムライフの実践も記されています。

しかし、それにとどまらず
これまでの自然エネルギーの総括とこれからの同エネルギーの展望
都市と農山村の現実を考慮した三段階に渡るエネルギーシフト
石油や原発に依存しない、1000年持続可能な社会
3.11も踏まえた上での原発からの卒業
等を提言

このように、名古屋大学大学院環境学研究科の准教授である著者は、研究にとどまらず、地域での実践も行っている方です。

著者は、1000年先でもやっていける社会について
かつて地下にあった金属は社会の中に蓄積されている。これを大切にリサイクルしながら活用する。生態系の資源を、科学技術によって高度に、生態系を壊すことなく、むしろ生態系をより豊かにするように利用する。」と記し、将来の地下資源がなくなった状況に備えて、今から準備を始めたほうが良いと説きます。

わたし個人としては、資源争奪戦から離脱するために、現段階でも、金属の生産は極力控えて、今ある金属をリサイクルできる範囲内で、やりくりできればと夢想していますが…

また、人が「スマートグリッド」になるべきとの考え方にも全く同感です。
小規模分散発電における複雑なエネルギー調整とかを、機械に完全に委ねることについては、わたしも危惧していました。

今の日本での暮らしは、何でもかんでも機械や行政や専門家等に依存するところが大で、個人の生きる力が弱められているような気がしてなりません。
日和を見て、今日は太陽光発電が今ひとつだから節電しようとか考えるのは、脳トレになるのでは。
まさに、日和見万歳?

他にも、不安定な太陽光や風力発電にかわる小水力発電や、太陽熱・地中熱の活用など、エネルギーの自給に役立つヒントも盛りだくさん。

それにしても、理論と実践が一冊にギュッと詰まった感じで、読みがいありの一冊でした。
そういえば、最後まで読んでも、サブタイトルの「だいず先生」の由来が?
ググってみますか!


にほんブログ村
スローライフ ブログランキングへ
nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。